サイズ | A4変 平綴じ、27.9×22.8cm |
ページ数 | 136ページ |
ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版 Volume13 Issue4
30年間世界から愛され続けるTHE SURFER’S JOURNAL誌
米THE SURFER’S JOURNAL誌は、サーフィン出版界で長年活躍するスティーブとデビーのペズマン夫妻によって1992年に創刊されました。以来30年間、世界中のサーファーたちから、最も信頼されるサーフィン専門誌として愛され、現在も発行され続ける隔月刊誌です。
そんな独自のスタイルを堅持してきた、米 THE SURFER’S JOURNAL誌の完全日本語化を目指して、2011年4月に創刊されたのが『ザ・サーファーズ・ジャーナル 日本版』です。
ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版 Volume13 Issue4
カバーショット
2023年に開催されたザ・エディのヒートの真っ只中、最重要空域をドロップするマーク・ヒーリー。フォトグラファーのマイク・クーツはこう振り返る。「この写真はヘリコプターから望遠レンズを使って撮影した。ワイメア上空にたどりつくとすぐに悟った。わたしの人生のなかでもっとも大きい波だと。この巨大な波にドロップインした瞬間、どれだけのアドレナリンがヒーリーの体を駆けめぐったのだろうか」
フィーチャーストーリー
LA CRISE REQUINE
ザ・シャーククライシス
文:ウィル・ベンディックス
訳:近藤 晴彦
2011年からレユニオン島周辺で続発しているシャークアタックにより、11人の尊い命が犠牲となった。政府は緊急サーフィン禁止令を発令。あれから11年が経過した現在もその禁止令は広範囲におよび、しかもシャークアタックの原因は謎に包まれたまま。いまも島を包む危機感と、その対応をめぐる議論の行方をレポートした。
<コンテンツ①(日本版オリジナル)>
NOVA TROPICALIA
ノーヴァ・トロピカリア
文:高橋 淳
写真:高橋 賢勇
ヴァンズ・ダクトテープ・インビテーショナルを引きよせたリオデジャネイロ、マクンバビーチ発のスモールライダーズ・ムーブメント。世界のロングボードシーン最先端の動きを灼熱のブラジルに独自取材。
<コンテンツ②>
SEMINAR SESSIONS
コーチングセッション
文:ホイットマン・ベッドウェル
訳:李 リョウ
プロのサーフコーチからレッスンを受ければ、アベレージクラスのサーファーでもサーフィンが劇的に上達するのだろうか? 実験が試みられた場所は5つ星サーフリゾートの極上の波。本誌ライターのホイットマン・ベッドウェルがモルディブのフォーシーズンズリゾートへ赴き、ジョンジョンのコーチ、ロス・ウィリアムスからコーチングを受けることになった。
<コンテンツ③>
LOCAL COLOUR
ローカルカラー
文、写真:ジョン・デュラント
訳:黒﨑 久見子
サンディエゴのパシフィックビーチの住人だったブラッドリー・リューベンは、奇抜な振る舞いとユニークなサーフスタイル、そして画期的なレジンワークで知られていた。彼を知る人々による、その人生と遺された大きな影響への追憶。
<コンテンツ④>
BAY OF WIZARD
魔術師の入り江
写真:クリス・クロプフ
訳:森 陽介
ジャワの奥深くに別荘を建て、古代神話とスラブにハマるリザール・タンジュンと仲間たち。
<コンテンツ⑤>
Portfolio: Joshua Tabone
THE OPPORTUNIST
ポートフォリオ:ジョシュア・タボーン
良識ある日和見主義者
文:ジョン・アグニュー
訳:加藤 健次
オーストラリアのボディボード文化に育まれた異才。至近距離で海を切りとるジョシュア・タボーン。
<コンテンツ⑥>
CAFÉ RACER
カフェレーサー
文: スコット・ヒューレット
訳:黒﨑 久見子
ペルーを代表するWSLサーファーでありオリンピアン、ミゲル・トゥデラが体現するリマのサーフカルチャー。
<締め>
上記のほかにも、戦地ウクライナのアーティストをとりあげたドキュメンタリーに挑戦するサーファー、ダミアン・カステラのインタビュー「THE ART OF RESISTANCE 抵抗のアート」や、波乗り中の待ち時間について深く考察するエッセイ「IN SUSPENSION 退屈な待ち時間」など、本誌ならではのディープなサーフストーリーと美しい写真が満載です。ぜひ手に取ってお楽しみください!