SENNのお香セット / incense 燈・熄

進みゆく先を照らす、燈。立ち止まり心を鎮める、熄。
灯の加減をするように気持ちをととのえる、二つの香り。
ゆらぎもうつろいも包み込みながら、自分の心がおもむくほうへ。

自然由来の天然成分にこだわり日本古来の植物を用いて作る香り。調香を「かほりとともに、沙里」、お香の製造を「東京香堂」とコラボレーションし、燈（tomoshibi）と熄（uzumibi）の二種類一セットのお香を作りました。またオリジナルの香立て（長野・八ヶ岳を拠点として活動する作陶家の鴨瑞久 作）をセットにした商品もご用意。

燈 tomoshibi
歩みを照らす「希望」としての香り
何かをはじめるとき、 道に迷ったとき、
少し先を照らしてくれるのは
自分の真ん中にある小さな燈。
Top：ユズ、 竹
Middle：アオモジ、サイプレス
Base：エレミ、フランキンセンス、ビャクダン、コウブシ
煌めくように香り高いユズ、芯をもってしなやかに伸びる竹。そのみずみずしい青さを、太古から祈りの場で使われてきた樹木たちや、再生の象徴であるサイプレス（糸杉）がそっと支えます。素直な感情へと目覚める時間に。

熄 uzumibi
歩みを緩める「休息」としての香り
行き詰まったとき、 一息つきたいとき、
香炉にうす赤く光る熄のように また火を灯すまで静かに力を蓄えて。
Top：マンダリン、オレンジ、オレンジ葉
Middle：クスノキ、フェンネル、ブラックカラント
Base：ヒバ、ベチバー、パチュリ、オークモス
樹齢数千年にも成熟するクスノキや、悠然としたオークモス（樫苔）が、心を鎮め落ち着かせてくれます。マンダリン（橙）やフェンネルは、炉端のほのあたたかさを感じさせます。終わりに感謝し、始まりを迎える準備のための時間に。

かほりとともに、沙里（調香）
うつろう心を包み込む 「時間」を包み、 刻々と変化していくお香。 香りのエッセンスには、植物が育んできた時や景色、風や水さえもが、折り重なって凝縮しています。だからこそ、季節や空間、その時の気分によっても感じ方が変わってくるかもしれません。この香りが、深いところの自分に気づき、気持ちのうつろいを前向きにとらえられる、日々の手助けになればと願っています。

東京香堂（製造）
自分とつながる静かな時間 古くからお香は、見えない世界とつながり、祈りの世界とともにありました。私たちは製作する過程でも植物たちの声に耳を澄ませ、みずみずしさや静けさを意識して、ほんの1 ％の配合バランスを調整していきます。香を焚くひと時が、場を清め、心に深く染み入り、自分とつながる静かな時間となれば幸いです。

SENN
2020年6月に誕生した「Less is beauty」の思想を軸とするブランド