サイズ | A4変 平綴じ、27.9×22.8cm |
ページ数 | 136ページ |
ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版 Volume13 Issue3
30年間世界から愛され続けるTHE SURFER’S JOURNAL誌
米THE SURFER’S JOURNAL誌は、サーフィン出版界で長年活躍するスティーブとデビーのペズマン夫妻によって1992年に創刊されました。以来30年間、世界中のサーファーたちから、最も信頼されるサーフィン専門誌として愛され、現在も発行され続ける隔月刊誌です。
そんな独自のスタイルを堅持してきた、米 THE SURFER’S JOURNAL誌の完全日本語化を目指して、2011年4月に創刊されたのが『ザ・サーファーズ・ジャーナル 日本版』です。
ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版 Volume13 Issue3
カバーショット
フレデリック・ワーディにとってサーフボードづくりは芸術そのもの。そして、職人技の先に彼のアートがあった。この写真がすべてを物語っていいる。1965年。
写真:フレデリック・ワーディ所蔵
フィーチャーストーリー
WARDY WAY
ワーディ・ウェイ/創作の流儀
文:ランス・コンラガン
訳:李リョウ
1960年代、その卓越した職人技で多くのサーファーを魅了していたワーディサーフボード。一流工芸職人に勝るとも劣らないフレデリック・ワーディの比類なき才能は、やがてアートの世界でも開花していく。現代においてもなお多くのボードコレクター、サーフボードビルダーたちを魅了してやまない伝説のボードビルダーの真実の姿を追いかけた。
コンテンツ1(日本版オリジナル)
SURF FIRST, LIFE SECOND
戸倉康守のRight Time, Right Place
文:寺内 崇
1970年代から’80年代。まさに隆盛期を迎えようとしていた日本のサーフィン界にあって、日本初のサーフィン専用ウェットスーツブランド、DOVE(ダブ)を立ち上げ、時代の最先端を突き進んだ男、戸倉 康守。日本を代表するハードコアサーファーを数多く輩出したノースショアの「ダブハウス」をはじめ、戸倉が日本のサーフィン史に残した大きな足跡を『サーフトリップジャーナル』誌、『ナルー』誌で編集長を務めた寺内 崇がたどる。
コンテンツ2
UNCURBED ENTHUSIASM
ほとばしる情熱
文:ベン・ウォルドロン
訳:李リョウ
いままでジョエル・チューダーの息子として語られることがほとんどだったトッシュ・チューダーの旅に、人物描写に長けたベン・ウォルドロンが密着。優れたバレルサーチャーでもあるこの若者の素顔に迫った。
コンテンツ3
O BEACHBOY, WHERE ART THOU?
ビーチボーイよ、何処へ
文:ボー・フレミスター
訳:近藤 晴彦
今もワイキキに生きつづけるビーチボーイたちの歴史と現在の姿を掘り下げながら、世界でもっともポピュラーなサーフポイントと、ビーチボーイという地球上でもきわめて特別で素敵な生き方の本質を、敏腕ライター、ボー・フレミスターが探る。ワイキキ好きにはたまらない一編。
コンテンツ4
Portfolio:Brian Nevins
ポートフォリオ:ブライアン・ネヴィンス
木の葉と雪、海の霧
文:マシュー・B・ショー
訳:加藤 健次
アメリカ東海岸マサチューセッツを拠点に、ポートレートフォトの世界でみずからの地位を確立したフォトグラファーは、同時にコールドウォーターサーフシーンを追いつづける優秀なサーフシューターでもあった。その強烈な個性溢れる世界観を紹介する。
コンテンツ5
BEAUTIFUL DANGER
美しさと危うさと
文: ルーク・ケネディ
訳:黒﨑 久見子
シドニー出身のフォトグラファー、グレッグ・ナーゲルが魅了されたのは、チョープーの美しい波と、タヒチに連綿と受け継がれる先住民文化だった。ひとりのフォトグラファーがたどりついた究極のアートとは?
上記のほかにも、自らのアートショーで来日していたハービー・フレッチャーに本誌ジョージ・カックルがインタビューを試みた「THE RENAISSANS MAN’S PRIDE ルネッサンスマンの肖像」や、今やサーフボード産業に大きな影響を与えるリッター神話やミッドレングス信奉の実態をえぐるエッセイ「THE HOUSEBOAT PARADOCS ハウスボート・パラドックス」など、本誌ならではのディープなサーフストーリーと美しい写真が満載です。ぜひ手に取ってお楽しみください!