TM paintは、佐賀で生まれたイラストレーターです。
彼は、少年野球で育ち、バスケで大きくなり、漫画で絵を鍛え、パンクロックで文化を知りました。彼は、自身を「ゴレンジャーだったらアオレンジャー」と語る通り、主役ではなく脇役、それも少し外しの要素のあるモノに惹かれ、ジョックよりナードのカルチャーにフォーカスしたアートを描いています。
彼のアメリカンテイストなアートは、ストリートファイター2のケン、ガイル、バイソン、餓狼伝説のテリー・ボガードのステージや、NBA JAM、Tony Hawk’s Pro Skater 2のストリートカルチャーで培われました。
TMは、Fat Wreck Chords、Hi-Standardなど国内外のアーティスト、レーベルのアートワーク、ライブポスター、Tシャツを手掛けてきました。また、 Fuji Rock Festival、AirJam、Satanic Carnival、The Festなど音楽フェス、VANS、Rolling Cradle、jouetieなどのアパレルブランドへのグラフィック提供も行ってきました。
HORSMICへのイラスト提供により、保護猫活動のサポートも行いました。PEEPSHOWと題した個展では、彼の自己ベストを更新しました。
TMは、イラストレーターとして絵を描くだけではなく、興味持ったものに実験的にトライしてく場所(クリエイティブアートレーベル)としてTHE-B-MARTを立ち上げました。
そして、彼の夢のひとつは、全世界の一家に一枚、自分の絵が飾られることです。もっと気軽に絵に触れてもらうためにリーズナブルなプリントキャンバスを作ってみました。
みんなに宣伝を手伝ってもらおうと、自身のキャンバスのコマーシャルのための”アドT(Advertising T-Shirt)”と題したキャンバスアートがプリントされた他力本願なTシャツを販売し、とある音楽フェスのブースにて全52種が即完し反響&物議を醸しました。
しかし、イラストレーターはどうしても外との交流の場が少ないため、TMは、どうしたらその距離を縮められるか日々考えており、そこで、似顔絵大会を全国で行ってきました。音楽フェスやアパレルストアの隅で、似顔絵を描きつつ外の世界と交流できるようにしました。毎回長蛇の列ができるほどの大反響で、たくさんの人との交流に成功しました。そして、まだ交流できていない世界との交流の方法も検討中です。