坂本龍一
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坂本龍一
現在、インターネットの普及により、誰もがあらゆる音楽情報に簡単にアクセスできるようになりました。それによって、音楽はいい意味でも悪い意味でも優劣をつけられることなく、並列化されつつあります。旧来の型にはまった音楽観―西洋クラシック音楽を優れたものとし、伝統音楽やポピュラー音楽を劣ったものと見る―が相対化されたことは歓迎すべきことです。実はそのような価値観の見直しは20世紀の最後の四半世紀に起こってきました。 こうした歴史の見直しもあって、今わたしたちは、ありとあらゆる音楽が無差別に並列された混沌の前に立たされることになりました。そのような状況に対してscholaが企てるのは、ほどよい一般性をもった文化の教科書をつくりだすことではなく、圧倒的に突出した音楽を拾いつつ、そこから普遍性をもったスタンダード(標準)をつくりだそうという、きわめて野心的なプロジェクトなのです。このようなスタンダード(標準)の選定は、たんに広くバランスのとれた知識だけによっては不可能でしょう。場合によっては、選者が個人的なこだわりから特殊な音楽を選ぶことがあってもいい。そういう特異性からこそ、普遍性に通ずるスタンダード(標準)は生み出されるのです。文化の規則性からはみ出した例外であるからこそ、いつでもどこでも新しく響く―それこそが本当の「古典(クラシック)」と言うべきではないでしょうか。スコラを通じて、1人でも多くの若者が音楽に目覚め、精神や才能を磨くための力添えができればとの思いが込められています。

commmons: schola vol.6 The Classical Style

¥9,350 (税込)

コモンズ:スコラ、シリーズ第6巻は、クラシック第4弾となる「古典派(The Classical Style)」。2010年4月からテレビ放送(NHK教育)もはじまり益々話題を集めているcommmons: schola、シリーズ第6巻は、クラシック第4弾となる「古典派(The Classical Style)」。今回扱う作曲家はモーツァルト、ハイドン、C.P.E.バッハ(J.S.バッハの息子)他。 バロック音楽とロマン派をつなぐ音楽史上もっとも重要な時代のひとつ「古典派」について、坂本龍一が独自の観点から編み直し、クラシック音楽入門者/愛好家をとわず魅力的な視座を提示します。テーマとなる時期が長大であることから、これまでの巻では1巻につき一人の執筆家によって書かれてきたアルバム解説を、今回は専門性の高い複数の執筆家が担当することも魅力のひとつ。従来の音楽書籍であればそれぞれ一冊を要する大作曲家モーツァルトやハイドンの名演を中心に、現代までつながるクラシック音楽の礎を一冊に収めました。

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